播摩早苗著『やる気を引き出すモノの言い方48 部下を動かす一言、ヘコます一言』発売!

見えざる指導で部下の力を引き出そう――まえがきに代えて
現在組織に求められるリーダーシップには「見えるリーダーシップ」と「見えざるリーダーシップ」があります。「見えるリーダーシップ」は、成果のために部下を叱咤【しった】し、激励し、指示・命令しながら、自らも先頭を走っていくことです。リーダーシップをアピールできるし、チームを動かしている実感が得られます。
一方、本書の提案する一言は、部下の創造性を上げる静かな会話となります。これは部下が内面で行なっている活動をサポートするリーダーシップです。行動の主体はメンバー個々であり、上司はそれをコミュニケーションで支えていきます。ですから「見えざるリーダーシップ」に分類されるでしょう。
私が提案する一言について、「この言い方では上司である自分自身が評価されないどころか、評判が下がるかもしれない」「厳しさがなく、生ぬるい」と感じるかもしれません。見えざるリーダーシップの発揮に、不安はつきものです。
それでも、部下の知的生産性を高めるために、見えざるリーダーシップを試してください。そのためにはリーダー自身が「部下をサポートし、組織の志【こころざし】のために動いていく」と思い定める必要があります。
「見えざるリーダーシップ」を発揮する不安を乗り越えたとき、リーダーは「ワンランク上の大きなリーダー」になっていくのではないでしょうか。それこそが、部下に尊敬されるリーダーなのです。

第一章 意識・モチベーションを向上させる

一歩を踏み出すサポートをしたい

〈BAD〉
上司「今期チャレンジしたい目標は何かある?」
部下「はい。前期の失敗を踏まえて、どうしても売り上げ120%を達成したいんです」
上司「120%か……」
部下「はい!」
上司《NG》「いったい、それ、どうやって達成するつもり?」

〈解説〉
悪い例のほうは、「無理でしょ」と言っているように聞こえます。しかしここで部下が小さな行動でも第一歩を踏み出していけるようにサポートすると、やがて主体的に考え、行動に自信をもてるようになります。
正解がない中でも、考えながら動けるビジネスパーソンでなければ、現在のビジネスシーンで前進できません。「仕事は、指示を待っているものではなく、自分で日々つくっていくものだ」と気づかせる質問をしましょう。

〈GOOD〉
上司「今期チャレンジしたい目標は何かある?」
部下「はい。前期の失敗を踏まえて、どうしても売り上げ120%を達成したいんです」
上司「120%か……」
部下「はい!」
上司《OK》「甘くはないぞ。120%達成の実現可能性を高めるために、まずできることは何だろう?」

〈そのほか、効果的な一言〉
「ひとつ行動を起こせるとしたら何?」

kindleで買う!
koboで買う!
そのほかの作品をチェック!

割引キャンペーンや新刊情報を知りたい方はこちらからメルマガ登録!


Switch to our mobile site